ビートメイキングにおいて、E-mu SP-1200のような質感を出す方法

ビートメイキングにおいて、古き良き音楽機材のサウンドを再現することは、昨今の音楽制作の中でも人気が高まっています。その中でも、E-mu SP-1200は80年代から90年代初頭にかけてのヒップホップ、R&B、アシッドジャズなどのサンプリング楽曲において、欠かすことができないマシンの1つです。その特徴的なサウンドは、今でも多くのプロデューサーから支持を受けています。

そもそもE-mu SP-1200の特徴とは?

E-mu SP-1200は、8ビットのサンプリング・ドラムマシンであり、4つのボイス・ポリフォニーを持っています。また、12ビットのA/Dコンバータを使用しており、低品質なサンプリングレートが特徴的です。そのため、古いスクールのヒップホップやR&Bに欠かせない、ローファイでグリッチのあるサウンドを出すことができます。

SP-1200のサウンドを再現するには、以下のような手順が必要になります。

サンプルの品質を下げる必要がある

まず、サンプルの品質を下げる必要があります。SP-1200は12ビットのサンプリングレートを使用しており、これは通常のCD品質よりも低い品質です。このため、サンプリングレートを下げることで、同様のローファイなサウンドを再現することができます。例えば、44.1kHzのWAVファイルを22.05kHzに変換することで、効果的にサンプル品質を下げることができます。

SP-1200が持つフィルターを模倣する必要がある

次に、SP-1200が持つフィルターを模倣する必要があります。SP-1200は、ローパスフィルターとハイパスフィルターを持っています。これらのフィルターは、特定の周波数のサウンドを削除することで、ローファイなサウンドを作り出しています。同様のフィルターを使用することで、SP-1200のサウンドに近づけることができます。例えば、DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)に組み込まれているフィルターを使用することができます。

SP-1200のエイリアシングを再現する必要がある

また、SP-1200は、エイリアシング(折り返しノイズ)を持っています。

これは、サンプルレートが低いために生じる問題で、本来の周波数より高い周波数のノイズが発生することで、独特のグリッチサウンドが生み出されます。このエイリアシングを再現するには、ディストーションやビットクラッシングなどのエフェクトを使用することが有効です。これにより、SP-1200の特有のサウンドを再現することができます。

SP-1200は16段階のサンプルレートがある

また、SP-1200は、16段階のサンプルレートがあります。これは、異なるサンプルレートを使って同じ音を16回サンプリングすることによって、より自然で豊かなサウンドを生み出すことができます。この方法を模倣するには、同じ音を異なるサンプルレートで複数回サンプリングし、それらを重ね合わせることで、より自然なサウンドを再現することができます。

SP-1200はサンプルのループポイントを変更することができる

さらに、SP-1200は、サンプルのループポイントを変更することができます。これにより、独特のリズミカルな効果を生み出すことができます。この機能を再現するには、DAWに組み込まれたサンプルエディターを使用することができます。ループポイントを微調整して、同様の効果を再現することができます。

SP-1200はサンプルの長さを制限することができる

最後に、SP-1200は、サンプルの長さを制限することができます。これにより、短いサンプルに切り替えることで、リズミカルな効果を生み出すことができます。同様の効果を得るためには、シンセサイザーの矩形波やトライアングル波などを使用して、短いサンプルを作成することができます。

最後に

以上が、E-mu SP-1200のサウンドを再現するための手順です。古き良き時代の機材を再現することは、音楽制作の楽しみの1つであり、E-mu SP-1200のサウンドも、今でも多くのプロデューサーに愛されています。