基本設定
ラップ音楽の場合、実は比較的浅めのスレッショルドで十分なことが多い。その理由は:
- 事前のミックス段階で十分な音圧を確保していることが多い。
- コンプレッサーやサチュレーターですでにダイナミクスをコントロール済み。
なので、以下の設定くらいにすると良い。
- スレッショルド: -1.0〜-0.3dB
- アタック: 0.1〜1ms
- リリース: 30〜50ms
- ルックアヘッド: 0.5〜2ms
重要なポイント
- ビートとボーカルのバランスを保つ
- 過度な圧縮は避ける
- 子音の明瞭さを維持する
- 低音の存在感を確保する
失敗しやすいこと
- 音圧の掛けすぎ
- 低域のモコモコ感
- ボーカルの埋もれ
おすすめの手順
- 2-3個のリミッターを直列配置
- 各リミッターで2-3dB程度ずつ抑える
- EQ → リミッターの順で配置
- 参考曲と比較しながら調整
トラックの特性に応じて設定値は変更。常に耳で確認しながら調整するのがコツ。
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