自分の内側にあるものしか引き寄せられない

「引き寄せの法則」や「願いは叶う」という言葉を聞いたことがある人は多い。 「意図すれば現実になる」「選べば現実がついてくる」「決めれば動き出す」など、こうした考え方に心を動かされる人も多い。

でも、現実は「なんでも好きに選べば叶う」というほど単純じゃない。人にはそもそも選べるものと選べないものがある。

本当に望むことは、もう決まっているのか

好きなこと、望むこと、やりたいこと──これらは頭で考えて決めるものじゃない。心の奥底から自然に湧き上がってくるもの。たとえば、嫌いな食べ物を無理に好きにはなれない。それと同じで、本当の「好き」や「願い」は最初から自分の中で決まっている。

本当にどんな願いも叶えられるのか

「どんな目標でも叶う」「どんな夢でも達成できる」と信じたい。でも実際は、自分の中に“種”があるものしか選べないし、引き寄せることもできない。

じゃあ、自分が本当に叶えられる願いをどうやって見つけて、現実に引き寄せるのか。

ここから先は具体的な方法論。

【本当の願いを見つける3つのワーク】

1. 心が動いた瞬間を書き出す
   日常でワクワクした、惹かれた、時間を忘れた──そんな瞬間をノートに書き出す。そこに本当の願いのヒントがある。
2. 「他人の目」を外す
   「こうすべき」「褒められること」などを脇に置く。「自分のためだけに、本当にやりたいことは？」と問いかける。
3. 小さな願いから叶える
   いきなり大きな夢じゃなくていい。今日食べたいものを食べる、行きたい場所に行く──そんな小さな願いを叶えることから始める。小さな成功体験を積み重ねることで、本当の願いに気づきやすくなる。

【「種」がある願いを選ぶ方法】

自分の中にすでにあるものしか引き寄せられない。だから「種」がある願いを選ぶことが大事。

・その願いを考えると心が温かくなるか
・叶った自分を想像するとワクワクするか
・障害があってもやっぱり欲しいか

これらに「YES」と答えられるなら、それが本当の願い。

【願いを現実にするステップ】

・願いを言葉にする
例：「◯◯を叶えたい」と書き出す。

・小さな一歩を踏み出す
いきなり大きな行動はいらない。今できることから始める。

・叶うと信じて進み続ける
不安になっても大丈夫。自分の願いを信じて、一歩ずつ進む。

まとめ

「自分の中にないものは引き寄せられない」。だから、夢を叶える第一歩は「本当の願い」を見つけること。心に正直になり、本当に望むものを選び、それを信じて行動すれば、現実は変わり始める。

自分だけの「本当の願い」を見つけて、それが現実になることを願う。