「マルチシグ」のアカウントに入っている資金は、使ったり、別のアカウントに移動するためにはあらかじめ設定した複数のアカウント管理者がそのトランザクションを承認する必要があります。
Aさん、Bさん、Cさん、Dさんに25%ずつの力を与え、閾値を51%に設定した場合、4人中3人が承認しない限り、トランザクションが執行されないということです。
ビットコイン取引所など、顧客のビットコインを保守・管理するような業者は、一人の社員が顧客のビットコインを勝手に持ち逃げしたりしないように、マルチシグのビットコインアドレスで顧客のビットコインを管理している場合が多いです。マルチシグのビットコインアドレスは数字の「3」から始まるので、あなたが利用しているビットコイン取引所はマルチシグを使っているかどうか、アドレスを見たら分かるので見極めましょう。
余談ですが、あなたの銀行口座の資金をあなた自身の決定権だけで使えるのなら、その銀行口座はあなたの物と言えますが、あなたが銀行口座の資金を使うために奥さんの承認が必要ならば、その銀行口座はあなたと奥さんのマルチシグアカウントだと言えます。もちろん法定通貨の世界ならば口約束をしたとしてもやろうと思えば勝手に使うことはできますが、暗号資産のマルチシグアカウントならば実際にお互いが承認しない限り、トランザクションを執行させることができないので、あなたと奥さんで完全にオープンなマルチシグアカウントを設定したいのなら、二人の「マルチシグビットコインアドレス」を持ってみてはいかがでしょうか。
マルチシグ

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