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タグ: BitShares, BitShares.org, DACPLAY, OpenLedger, ホワイトラベル
初歩的な質問で申し訳ないんですが、OpenledgerとBitsharesの違いって何なんでしょうか?イマイチ二つの単語の違いが解らなくて困っていました。
Openledgerはデンマークの取引所「CCEDK」が開設した非中央集権型の取引所のことを指します。Poloniex, Bittrexなどの仮想通貨取引所を非中央集権化したものだと考えると分かりやすいと思います。
対して、BitSharesはプロトコルであり、プラットフォーム自体のことを指します。既存の非中央集権型の取引所プラットフォームの種類にはBitShares、CounterParty、NXTなどがあり、Openledgerはその中からBitSharesのプラットフォームを選択したということになります。
Openledgerは必ずしもBitSharesを選ぶ必要はなく、CCEDKを立ち上げたときのようにProprietary system(独自のプラットフォーム)をいちから開発することもできましたが、それだとコストや労力がかかりすぎる、メンテナンスが大変、またはBitSharesプラットフォームの方が将来性があると感じたのだと思います。そのため、Openledgerは今回BitSharesのプラットフォームを採用する(BitShares開発チームと組む)ことにしたということです。
ありがとうございます。という事はOpenledgerを使わずにBitSharesのプラットフォームにアクセスする事も出来るという事ですか?
はい、できますよ。
Cryptonomex社が作ったBitShares 2.0のトレードプラットフォーム兼ウォレットのことを「Graphene(グラフィーン)」と呼んでいますが、Openledgerじゃなくても例えばDACPLAY(https://bitshares.dacplay.org/)というホスティングサービスからもGrapheneにアクセスできます。
OpenledgerからアクセスしてもDACPLAYからアクセスしても同じブロックチェーンを使っていますから世界は繋がっています。OpenledgerからエクスポートしたウォレットをDACPLAYに入れること、またはその逆をすることもできます。ただ、DACPLAYからアカウントを作成すれば「アカウントの紹介者」がOpenledgerではなくDACPLAYになるということになります。つまりOpenledgerやDACPLAYはあくまでもホスティングサービスなのです。
余談ですが、これらのホスティングサービスのビジネスモデルは基本的にはアフィリエイトです。ユーザーがアカウントを作成する度にホスティングサービスが「アカウント作成料」をBitSharesネットワークに支払います。その代わり、ユーザーがBitSharesネットワークを使えば使うほど、発生するFEEがアカウントを作成したホスティングサービスにバックされていくのです。
解説の方、ありがとうございました。
OpenLedgerがDDosアタックを受けた時でも、BitShares2.0で取引できるのでしょうか?
そうであればlocalwalletにもなるし、WEBwalletにもなることになります。
かなり堅牢なシステムと言うことになりますね。
DDOSアタックを受けて、一時的にサイトが落ちるようなことはあり得るという認識です。しかし、ブロックチェーンは分散していますから基本的に破壊できません。
DDOSアタック以外にもプラットフォームが何らかの大きなハッキングに遭い、その後明らかに不正でなおかつ大きなトランザクション等が見つかったりすれば、そのトランザクションがコミュニティの議題に上がるので、建設的に対処されていきます。
ビットシェアーズはコミュニティ力が強いので、場合によってはハードフォークを通して、お互いを守り合うような形で対処されていくでしょうね。
いままでも何回もハードフォークしていますが、かなりスムーズに行なわれていますし、システムとしては堅牢だと思います。
Openledgerのページがアクセスできないときに、別の方法でBitSharesネットワークにアクセスする方法があります。
それはBitshares.orgのウォレットからアクセスする方法です。
OpenledgerからアクセスしてもBitShares.orgからアクセスしても、同じBitSharesのブロックチェーンにアクセスしていますし、利用しているシステムも同じなので、Openledgerで作ったバックアップファイルをそのままBitshares.orgのウォレットに読み込ませるようなこともできます。
マーケットの表示設定は違うので、見た目は違いますが、やれることは同じです。
BitShares Wallet —> BitSharesブランドのウォレット
Openledger —> BitSharesをホワイトラベル化し、Openledger名義を一般消費者に見せている
このように考えれば分かりやすいと思います。
Openledgerがhttps://bitshares.openledger.infoからでもhttps://openledger.ioからでもアクセスできるようになりました。
ブラウザからすると別サイト扱いになり、ウォレットは引き継がれないので、バックアップから復元という形でウォレットをロードするようにしましょう。