筋肉痛が必ずしもトレーニングの効果を示すものではありません。筋肉痛は、通常、新しい運動を開始したときや、通常よりも強くまたは長く運動したときに起こります。これは遅延性筋肉痛(DOMS)と呼ばれ、筋肉に微細な損傷が起きて修復過程が始まることによるものです。筋肉痛は体が新しい運動に慣れると次第に減少します。
したがって、筋肉痛が来ないことが必ずしも筋トレが足りなかったとは言えません。特に、ある種の運動に対して体が慣れてきた場合、筋肉痛が出にくくなることがありますが、それでも筋力は着実に向上しています。
逆に、常に激しい筋肉痛を感じている場合は、トレーニングの強度が高すぎるか、十分な休息や回復期間を取っていない可能性があります。これは適切な筋力向上を妨げ、さらには怪我を引き起こすリスクもあります。
筋トレの効果を評価するためのより良い指標は、トレーニングによる筋力の向上、パフォーマンスの改善、または体形の変化などです。また、トレーニングの進行とともに適切な栄養補給と十分な休息も重要です。