IPFSとはInterPlanetary File Systemの略。
Protocol Labsにより開発されたP2Pネットワーク上で動作するハイパーメディアプロトコルとその実装のこと。
HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を補完、または置き換えるプロトコルとして位置付けられている。
「コンテンツ指向ネットワーク」と言って、同じコンテンツを複数のサーバで保持することが可能であり、仮にどこかのサーバへのアクセスを遮断されたとしても、代わりに他のどこかの別のサーバから同一の情報が取得可能になり、検閲を難しくする。
また、コンテンツの場所を指定しないIPFSでは、同じコンテンツを複数のサーバから取得できる場合には、より近いサーバから取得することができる。つまり、一つのサーバーに負荷が集中することを防ぐことが可能になる。
IPFSではコンテンツのハッシュ値を指定し、そのコンテンツが存在するサーバーを指定しないという特徴がある。このことから、元のサーバがダウンしていたとしても、同じハッシュ値のデータを持っている他のサーバーから同じ情報を取得することが可能になる。
最後に、データのハッシュ値をキーにデータにアクセスするという特徴があるために、コンテンツから得られるハッシュ値を比較ができ、コンテンツの正当性を検証することができるため、データの改ざんを不可能にする。
寄付する