エアロバイクで同じ設定や強度で運動しているのに、心拍数の反応が毎回違うと感じたことはないだろうか。心拍数が上がりやすいのに運動が楽に感じる日もあれば、心拍数は低いままなのに妙にきつく感じる日もある。この現象は珍しいことではなく、身体的・心理的なさまざまな要因によって説明できる。
目次
心拍数が上がりやすい理由
体温の上昇
運動で体温が上がると、熱を逃がすために血液が皮膚に送られる。その結果、筋肉への血流が減り、心臓が頑張って血を送ろうとする。
脱水
汗で水分が失われると血液量が減る。心臓は酸素を運ぶために速く動く必要が出てくる。
疲れやストレス
前日の運動や寝不足、ストレスで体が疲れていると、心拍数が上がりやすくなる。
心拍数は低いのに運動がきつい理由
疲労の蓄積
筋肉が疲れて効率よく動けないと、同じ運動でもきつく感じる。
フォームの乱れ
疲れでフォームが崩れると、余計な筋肉を使ってしまい、体感的にしんどくなる。
気持ちの問題
やる気が出ない日や集中できない日は、同じ運動でも重たく感じることがある。
心拍数と体感強度のズレ
- 心拍数が高いからといって、必ずしもハードな運動をしているわけではない(例:暑さや脱水)。
- 心拍数が低くても、筋肉疲労や気持ちの状態で運動はしんどく感じることもある。
対策
- 水分補給:こまめに水を飲む。
- 休む時間を確保:疲れをためない。
- 強度を調整:心拍数だけでなく、自分の感覚も大事にする。
- ウォームアップ・クールダウン:心拍数を安定させる。
- 記録をつける:その日の体調や気分もメモしておく。
まとめ
心拍数や運動のしんどさは、その日の体調や環境によって変わるもの。数字だけに頼らず、自分の感覚も大切にして運動を楽しもう。
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