特化ブログを運営したことがある人なら、一度はこう思ったことがあるかもしれない。
「なぜ、こんなにどうでもいい記事ばかりにアクセスが集中するのだろう?」
自分も特化ブログを運営していた経験があるが、まさにこの問題に直面した。
本当に伝えたいと思って書いた記事にはほとんどアクセスがなく、逆に軽い気持ちで書いた些細な記事にばかり人が集まる。
これが積み重なると、徐々にモチベーションが下がり、最終的にはブログを閉鎖することになった。
さらに、特化ブログにはもう一つの厄介なリスクがある。
それは「テーマの広がりによるピボットの難しさ」。
一つのテーマに特化しているため、そのテーマ自体がトレンドから外れたり、競合サイトが増えて順位が下落したりすると、方向転換(ピボット)が非常に難しくなる。
実際、自分も一度選んだテーマが思った以上に競争激化し、検索順位が急落するという経験をした。
その時、新しいテーマへの移行もできず、結局サイトを潰すしかなかった。
こうした経験から、「雑記ブログ」の方が長期的には続けやすいと感じるようになった。
雑記ブログのメリットは以下の通り。
- 自由に好きなテーマで書けるため、ネタ切れになりにくく飽きにくい
- 一つのジャンルが不調でも他のジャンルでカバーできる柔軟性
- ジャンル変更やピボットも比較的容易で、市場やトレンドの変化にも対応しやすい
ただし、雑記ブログにもデメリットはある。
専門性や権威性が低くなりやすく、その結果SEO評価を得るのは難しいという点だ。
それでも長期的に継続できるという点では雑記ブログの方が優れている場合も多い。
結局、「特化」と「雑記」のどちらを選ぶかは、自分自身の性格や目的によって異なる。
短期間で収益化を目指すなら特化ブログの方が効率的だろう。
しかし、長期的に安定して自由に書きたいなら雑記ブログを選ぶ方が良いと考える。
自分の場合、過去の苦い経験から「常に雑記で書き続ける」というスタイルを選んだ。
特定の記事だけにアクセスが集中するストレスや、ジャンル変更できないリスクを避け、自分らしく自由に発信できることこそ、ブログ運営を楽しむ秘訣だと思っている。
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