Appleデバイス同士でテキストをコピー&ペーストすると、自動で同期される機能がある。たとえば、Macでコピーした文章が、iPhone側でもそのままペーストできるようになる。これは「ユニバーサルクリップボード」と呼ばれ、Handoff(ハンドオフ)という機能の一部。
便利な機能ではあるが、意図しない同期やセキュリティ上の理由でオフにしたい場合もある。以下、ユニバーサルクリップボードを無効にする具体的な手順を紹介する。
目次
Handoffをオフにする
ユニバーサルクリップボード単体では設定をオフにできないため、Handoff自体を無効にするのが最も確実な方法。
Mac側の設定手順:
iPhone側の設定手順:
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「AirPlayとHandoff」へ進む
- 「Handoff」をオフにする
この設定で、MacとiPhone間のクリップボード同期は停止される。AirDropなど他の機能には影響しない。
一時的に無効化したい場合
ユニバーサルクリップボードは以下の条件が揃ったときに動作する:
- 両方のデバイスが同じApple IDにサインインしている
- Wi-Fiがオン
- Bluetoothがオン
- Handoffが有効
したがって、BluetoothまたはWi-Fiをどちらかのデバイスでオフにすれば、一時的に同期を停止できる。ただし、AirDropなど他の機能にも影響が出る可能性があるため注意が必要。
その他の対策
iCloudからサインアウトすれば同期は完全に停止するが、写真、メモ、Safariの履歴なども同期されなくなるため、現実的な方法とは言いがたい。
まとめ
ユニバーサルクリップボードを止めたい場合は、Handoffをオフにするのが最も手軽で確実。Appleのエコシステムを使いながらも、必要な範囲で機能を制御していくのがスマートな使い方。
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