ステップ録音(ステップ入力)は、音楽制作において、リアルタイムで演奏する必要がなく、ノート(音符)やコードを1つずつ順番に入力していく方法です。この手法は、正確なタイミングや演奏技術を気にせず、細かく音楽データを作成できるため、複雑なフレーズや速いパッセージの入力に適しています。
特徴
- 正確なタイミング
入力したノートは自動的に設定したタイミング(クオンタイズ値)で配置されます。 - ノートの長さと間隔の設定
音符の長さや配置間隔を自由に設定できるため、細かい調整が可能です。 - MIDIキーボードやソフトウェアツールの使用
MIDIキーボード、ステップインプットキーボード、またはペンシルツールなどを使って入力します。
手順の例
- ステップモードをオンにする
DAWの「ステップ入力」機能を有効にします。 - ノートの設定
クオンタイズ値やノート長を設定します。 - ノート入力
MIDIキーボードやソフトウェア上で1音ずつ音符やコードを入力します。 - 修正と繰り返し
必要に応じてノートの位置や長さを調整しながら進めます。
利点
- 演奏が難しいフレーズも簡単に作成可能。
- 細かい編集がしやすく、視覚的にも確認しながら作業できる。
この方法は初心者からプロまで幅広く利用されており、特に複雑な和音やリズムパターンの作成に便利です。
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