Mastodonは、分散型のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)です。2016年にEugen Rochkoによって開発され、オープンソースのプラットフォームとして公開されました。
主な特徴
- 分散型システム:
- 中央サーバーではなく、複数の独立したサーバー(インスタンス)で構成されています。
- ユーザーは好きなインスタンスを選んで登録できます。
- オープンソース:
- ソースコードが公開されており、誰でも自由にカスタマイズや改良が可能です。
- プライバシー重視:
- ユーザーデータの管理が分散化されており、大企業による一元管理を避けられます。
- 投稿の公開範囲を細かく設定できます。
- 広告なし:
- 多くのインスタンスでは広告が表示されません。
- クロノロジカルタイムライン:
- 投稿が時系列順に表示されます。アルゴリズムによる表示順の操作がありません。
- 文字数制限:
- 一般的に500文字程度の投稿が可能で、Twitterよりも長文の投稿ができます。
Twitterとの違い
- 分散型システムを採用しているため、単一の企業や組織による管理・運営ではありません。
- ユーザーや管理者がより多くの自由とコントロールを持っています。
- インスタンス間でのコミュニケーションが可能です(フェデレーション)。
Mastodonは、プライバシーや自由な表現を重視するユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。ただし、主流のSNSと比べるとユーザー数は少ないのが現状です。
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