JASRAC(ジャスラック)、正式名称「一般社団法人日本音楽著作権協会」は、日本最大の音楽著作権管理団体です。1939年に設立された非営利団体で、作詞家、作曲家、音楽出版社などの著作権者から信託を受け、音楽著作権の管理を行っています。
主な役割
- 著作権管理
音楽利用者に対してライセンスを発行し、使用料を徴収して著作権者に分配します。 - 著作権保護
著作権侵害を監視し、必要に応じて法的措置を取ります。 - ライセンス発行
コンサートやカラオケなど、さまざまな場面での音楽利用に関する許諾を提供します。
組織と運営
- 本部所在地: 東京都渋谷区
- 支部: 日本全国22か所
- 国際ネットワーク: 海外の著作権管理団体と提携し、世界中の楽曲のライセンス管理を行っています。
最近の動向
- KENDRIXシステムの更新
2024年、JASRACは音楽情報管理システム「KENDRIX」を更新し、「作品公開ページ」や「クリエイタープロフィール」機能などを導入しました。 - 分配実績
2024年度(12月期)の分配額は約353億円で、前年同期比6.5%増加しました。
JASRACは、日本の音楽業界において重要な役割を果たしており、音楽クリエイターが安心して創作活動に専念できる環境づくりを目指しています。