Udio(ユーディオ)とAudible Magicの提携により、UdioのAIプラットフォームで生成されたすべての楽曲は、生成時にフィンガープリント(音声の指紋)登録される。
目次
主なポイント
- フィンガープリントシステムは、Udioで生成されたトラックごとに固有の「音声署名」を作成し、デジタルプラットフォーム上で識別できるようにされる。
- このプロセスは主に、AI生成音楽の出所追跡や権利管理のために行われる。
1. 自分の音声をアップロードした場合はどうなる?
- 自分の音声をUdioにアップロードし、フィンガープリントシステムに登録された場合でも、フィンガープリントだけで自動的に「AI生成」とラベル付けされることはない。
- フィンガープリントは技術的な識別子であり、音声がどのように作られたかを分類するものではない。
- UdioのAI生成ツールを使って作られたトラックは、AI生成として登録される。
- AIを使わずに自分で録音した音声をアップロードした場合、それがAudible Magicで登録されても、単にデータベースに登録されるだけで、「AI生成」とはみなされない。分類は作成方法によって決まる。
2. 自分の音声を使ってAIで新しい音楽を作った場合は?
- 自分の音声をサンプルや素材としてUdioのAIツールに入力し、新しい音楽を生成した場合、その新しいトラックはAI生成としてフィンガープリント・登録される。
- フィンガープリントシステムは、トラックの出所や作成方法を追跡するため、新たに生成された作品はAI生成とみなされる(たとえ自分の素材を使っていても)。
- 単純に自分の音声をアップロードしてフィンガープリント登録するだけなら、識別目的で追跡されるだけで、「AI生成」とはラベル付けされない。
3. まとめ表
シナリオ | フィンガープリント登録 | AI生成とみなされる? |
---|---|---|
自分の音声をアップロード(AI生成ツール未使用) | される | されない |
UdioのAIツールで新しい音声を生成 | される | される |
自分の音声を素材にしてAIツールで生成 | される | される(AIツール使用時) |
4. 補足
- フィンガープリントは中立的な技術であり、作成方法に関係なく識別や権利管理のために使われる。
- 「AI生成」として分類されるかどうかは、UdioのAIツールが使われたかどうかで決まる。フィンガープリント登録だけではAI生成とはならない。
- 自分の音声をUdioにアップロードしてフィンガープリント登録された場合は、単に識別目的で登録されるだけ。UdioのAIツールで生成した音声のみが、システム上で明確に「AI生成」とマークされる。
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