ラップ録音においてプロキシミティ効果とは?

ラップ・ボーカル
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「プロキシミティ効果」とは、マイクを音源に近づけると低音(バス)が強調される現象のこと。特にカーディオイドなど指向性マイクで顕著で、声を太く、温かく録音したいときに使われる。ラップやナレーション、ポッドキャストで声に厚みを出すのに有効だが、低音が強調されすぎると不自然になるので注意が必要。

また、音源とマイクの距離が安定しないと音質も不安定になる。プロキシミティ効果自体が音割れ(クリッピング)を直接起こすわけではないが、低音が強調されて音量が上がりすぎるとクリッピングの原因になる。

対策としては、録音前にゲイン(入力レベル)を下げて調整する、ポップフィルターを使う、適切なマイクを選ぶ、マイクの角度や距離を工夫するなどがある。正しく使えば、声に迫力や厚みを加えつつ、クリアで歪みのない録音が可能だ。

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