ポップフィルター

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ポップフィルター(別名:ポップガード)は、主にボーカルやナレーションなどの録音時に、マイクの前に設置して使う網(メッシュ)状の装置です。

主な役割

  • 破裂音(ポップノイズ)の軽減
    特に「パ行」や「ハ行」など、強い息が伴う発音(破裂音)によって発生する「プッ」や「パッ」といったノイズを抑えます。このノイズはそのまま録音されると非常に耳障りで、編集での除去も難しいため、ポップフィルターが必須とされます。
  • 唾液や湿気の侵入防止
    ボーカリストがマイクに唾液や湿気を吹き付けるのを防ぎ、マイクの劣化や汚れを防ぎます。
  • マイクとの適切な距離の確保
    ポップフィルターを設置することで、マイクと口の距離を一定に保つガイドにもなります。これにより、録音位置が安定し、音質が向上します。

主な種類

  • ナイロンや布製のポップフィルター
    安価で一般的。網目が細かいため、息やノイズをしっかりカットしますが、高音域がやや減衰する場合があります。
  • 金属製のポップフィルター
    高価ですが、高音域の減衰が少なく、音の抜けが良いのが特徴です。

使い方

マイクと口の間に、こぶし1つ分(約5〜10cm)の距離を空けて設置します。アームとスタンドで位置を調整できるものが多いです。

主な用途

ボーカルやナレーション録音、特に繊細な音を拾うコンデンサーマイクを使う際に効果的です。ダイナミックマイクは先端に金網が付いているため、必ずしも必要ありませんが、ノイズが気になる場合は併用することもあります。

まとめ

ポップフィルターは、クリアでノイズの少ない録音を実現するための必須アイテムです。破裂音や唾液の侵入を防ぎ、マイクとの適切な距離を保つことで、より高品質な録音が可能になります。

Synonyms:
ポップガード

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