DTM(デスクトップミュージック)で「音が馴染まない」と感じる場合、複数の要因が考えられる。ここでは、音が浮きすぎたり、他のパートと違和感があるときに試せる一般的な対処法やテクニックを解説する。
目次
1. イコライザー(EQ)の活用
- 不要な低域・高域をカットする
- 音が他の楽器とかぶってモヤモヤする場合、Lo-cut(ハイパス)やHi-cut(ローパス)で不要な帯域を削るとすっきりする。
- 特定の帯域を持ち上げすぎていないか確認
- 他の楽器と重なっている帯域があれば、少し削ることで「居場所」ができる。
2. レベル(音量)の調整
- 単体で聴いてちょうど良くても、全体で聴くと大きすぎる/小さすぎる場合が多い
- 他のトラックとのバランスをこまめに調整しよう。
3. パンニングの工夫
- 左右に振り分ける
- すべてセンターに集めると混ざりにくい。楽器ごとにステレオ空間を意識して配置しよう。
4. リバーブやディレイで「空間」を与える
5. サウンドの選択や重ね方を見直す
- 音色自体がトラックに合っていないことも
- 他の楽器とぶつからない、似た雰囲気の音色を選ぶ、またはサウンドレイヤーを工夫してみよう。
6. ダイナミクス(圧縮)のコントロール
7. 位相やステレオイメージの確認
まとめ
DTMの「音が馴染まない」問題はミックス作業でよく出会う課題だ。
EQ、音量、パン、空間系エフェクト、サウンド選択、ダイナミクスなどの観点からいろいろ試してみて欲しい。
最終的には全体で聴いて違和感がないことが重要。
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