ビートメイキングにおいて「フランジャー(flanger)」は、サウンドに揺らぎや動き、空間的な広がりを加えるためのエフェクトとして使われる。うまく使うと、ビートに個性や深みを加えることができる。以下に具体的な使い方とコツを紹介する。
目次
🎛 フランジャーとは?
フランジャーは、元の音にわずかに遅延させたコピーを重ね、そのディレイタイムを周期的に変化させることで「シュワシュワ」「ジェット機のような」効果を生み出す。
🔊 ビートメイキングでの使い所
1. ハイハットやパーカッションに動きを加える
2. スネアロールやフィルに
3. シンセのパッドやコードに厚みを出す
4. 808やベースには注意が必要
⚙️ パラメーター設定のコツ
- Rate(速度): 遅めにすると滑らか、速めにするとサイケで機械的な印象。
- Depth(深さ): 効果の強さ。深くしすぎると耳障りになるので注意。
- Feedback(反射): エフェクトの「クセ」感。高めると金属的に。
- Mix / Wet-Dry: 原音とエフェクト音のバランス。徐々にフェードイン/アウトするオートメーションが効果的。
🎨 応用テクニック
「控えめに使う」だけでなく、「大胆に崩す」方向でも活躍するフランジャー。曲のジャンルや雰囲気によってうまく使い分けると、かなり面白い演出ができる。
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