最近、AIの進化によってビートメイキングの世界が大きく変わり始めている。AIを使えば、誰でも簡単に、そこそこ“イケてる”ビートを量産できる時代。ネットにはよく似た音楽が溢れている。その中で、「他人と競争しない」というスタンスが、むしろこれからの時代にこそ武器になると強く感じている。
AIビートに埋もれないためには、「自分の意図」と「独自のアイデア」が何より重要だ。AIが作るのは膨大なデータから予測された“正解”のビート。けれど、それは誰にでもできる“無難”な選択。“自分だけの、誰とも違うビート”は、やはり自分の中からしか生まれない。
大事なのは「自分のセンスは最高だ」と思い込むこと。自信過剰くらいでちょうどいい。自分がカッコいいと思ったビートを、周りを気にせず淡々と作り続ける。他人の評価やSNSの数字に振り回されず、納得いくまでこだわり抜く。
似たような音が溢れる時代だからこそ、尖った“自分”が輝く。競争じゃなく、自己表現の場としてビートを作ればいい。自分のビートには価値がある。めげずに作品を世に放ち続けよう。誰かの真似じゃない、自分だけの音が、きっと誰かの心に刺さる。
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